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名大工学部落ち立教大生の話【浪人編】

📅 2025年6月30日👤 S.K

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名大工学部落ち立教大生の話【浪人編】
#名古屋大学#立教大学#浪人

※この記事は後編です。この記事だけでも読めますが、よろしければ【現役編】もあわせてご覧ください!

思い通りにいかない再スタート

現役で全滅し、浪人が決まったとき、僕は現実を受け入れられずにいました。
「補欠で受かったりしないかな」なんて淡い期待を抱きながら、3月は遊んでばかり。そんな姿に両親から叱られ、ようやく予備校を決めて、4月から再スタートを切りました。

現役では私立理系3科目(英語・数学・化学)で受験しましたが、浪人では志望を国立に変更しました。
得意な数学を活かしたいという思いもあり、東京科学大学(旧・東工大)を目指して、夢を描くように勉強を始めました。
「夏までは初学科目も多いし、判定は気にしない。まずはやるだけやろう」
と自分に言い聞かせて。
でも、6月ごろには現実を見始め、友人の勧めもあって名古屋大学を目標に切り替えました。

浪人中は現役時代の反省を活かし、一時期は1日14時間近く勉強。予備校の開館と同時に登校し、閉館まで残る。電車では単語帳、移動中はリスニング。
今振り返れば、「長時間やること」よりも、「集中してやること」「休むときは休むこと」が大切だったと思います。(このあたりは別記事で書きます!)

夏までは模試でE判定が続いていましたが、地道な努力の末にD→Cと上がっていき、過去問でも合格点が取れるように。
「やっとここまで来た」と実感しながら、本番に臨みました。

…ですが、共通テスト本番は思うようにいきませんでした。
演習では8割取れていたのに、本番では72%。得意科目である数学はまさかの55点。
名古屋大は厳しいと感じ、会場で悔しさから泣いてしまいました。

共通テストリサーチはE判定(しかも下の方)、私大も軒並みE判定。
志望校を下げるかどうか、本気で悩みました。
でも、1年間目指してきた名古屋大学を諦めきれず、予備校の先生に背中を押してもらい、挑戦を決意。共通テスト利用は諦め、私大もすべて一般入試に切り替えました。

最終結果とこれからの話

入試結果はこうなりました:

・名古屋大学:不合格(得点開示で3点差)
・千葉、早慶:不合格
・上智:補欠 → 繰り上がらず
・立教大学:三次合格
・東京都市大学(建築・機械工):共通テスト利用で合格

名古屋大学を目指していたのにMARCHにも通らず、立教の合格通知が来るまでは本気で2浪を考えていました。
その絶望の中で、「同じような経験をした人はいないか」と調べまくったことが、このブログを始めたきっかけです。

今、伝えたいこと

僕が受験で一番痛感したのは、「本番で力を出せるようになること」の大切さです。
どんなに実力をつけても、緊張やプレッシャーに負けては意味がありません。

だからこそ、模試や過去問演習を本番のつもりでやる訓練をしておいてほしい。
自分の弱さと向き合い、それを少しでも克服できたとき、本番に余裕を持って臨めるようになります。

努力は裏切らない。でも、報われるとは限らない。

僕は、1年間本気で努力しました。それでも、目標としていた大学には届きませんでした。
受験は残酷です。浪人しても、必ずしも望んだ結果が得られるとは限りません。

正直、僕も合格した大学に最初はコンプレックスがありました。
「結局、受からなかったんだな」って。
周りから「大事なのはどこの大学かじゃなくて、大学で何をやるかだよ」と言われても、当時の僕にはその言葉が綺麗事にしか聞こえなくて、心の中で「黙れよ」って思ってました。

でも、いざ大学に入ってみると、周りには優秀な人がたくさんいて、話すのも楽しくて、気づけばそのコンプレックスは自然と消えていました。
本当に今では、「どこに行くかよりも、そこで何をやるか」が大事なんだと、ようやく実感できています。

浪人を通して、かつての自分にはなかった「継続する力」が身につきました。
今でも英語の勉強は続けられているし、浪人期に出会った仲間は今でも大切な存在です。
一緒に戦って、一緒に笑って泣いた彼らとは、きっとこれからもつながっていられると思います。

努力は結果に直結しないこともある。
でも、本気で何かに向き合った経験は、確実にその人を変える。

あの1年間があったから、今の僕がいる。
この文章が、今どこかで不安を抱えている誰かの力になれば幸いです。

画像挿入がうまくいかなかったため、点数のみを下に記します。
挿入ができ次第画像に差し替えますね

名古屋大学 得点開示(2次試験)

数学 151/200
物理 105/200
化学 125/200
英語 110/200
合計(工学部換算得点) 830/1300(63.8%)

数学が易化し、体感理科大ほどの難易度でした。
理科(特に物理)はとにかく時間がないです。
全て解ききろうとせず、できるものを確実にとりましょう。
英語については苦手でも対策をしっかりすればある程度は取れるようになると思います。
(英語が壊滅的な僕でもこんなに取れました)

早稲田大学 基幹理工学部 学系1

数学 32/120
理科 55/120
英語 49/120
合計 136/360(37.8%)
最低点 204/360(56.7%)

圧倒的にできませんでした。特に数学。
早慶理系は旧帝に受かる人でも落ちると言われる位なので
受ける際は万全の対策を。

立教大学 得点開示

数学 174/200
化学 87/100
英語 68.5/100
合計 329.5/400(82.3%)

この点数だけ見れば三次合格というのが疑わしいかもですが、
この年は化学が簡単、物理が難しかったので、三次合格なのは得点調整の影響もあると思います。
または英語(共テ)の影響です。

理系で理科の選択がある場合、得点調整による有利不利も考慮しておくと安心です。
(勿論、大学側も有利不利関係なくなるようしてくれていると思いますが、
 周りの人に聞いたところ、数学科で化学で受けた殆どの人が3,4次合格でした。
 聞いた人に偏りがあると思うのであくまで参考程度に。)

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