音大進学の決め手
進路を決めた理由
音楽大学に進学する=将来したいことが決まっている といったイメージがありますが、そんなことはなく進路を決めました。
学校の勉強が向いていないと感じていましたが、6年間の吹奏楽部での活動から音楽・演奏には興味があったこと、そして「できるところまでチャレンジしてみたい」という気持ちで進路を決めました。
試験への対策
自分はコースの併願受験をしなかったため、試験内容は課題曲の演奏と面接のみでした。
まず面接に関しては、高校でもらうような「よくある質問」のみ準備して、学校での面接練習は特にしませんでした。
課題曲の演奏…実技試験に関しては、だいたい3年生の6月頃から練習を始めました。10月に入ってから伴奏合わせを2回ほど行って、10月末の総合型選抜に参加しました。
個人の練習以外にしたこととしては、知り合いの音楽経験がある方に計3回程度レッスンのようなもの、試験約1週間前に1度大学でレッスンを受けました。
自分はレッスンに通っていなかったためその程度の回数でしたが、入学してみると「1年以上レッスンに通っていた」という人が多いです。 試験1週間前に受けた大学でのレッスンでは、「なぜもっとはやく来なかったのか」と言われるくらいでした。
試験会場の雰囲気
私のときは教員が4名いました。主に1人が試験を進め、他の方は面接で気になることがあれば発言されていました。 雰囲気としては重すぎず軽すぎず。 私は試験当日が誕生日だったのですが、「今日誕生日なんだね」と面接の最後に言われました(笑)
その日のそのコースの受験者数により教員の人数は変化するそうです。
学校の勉強
だいぶ不真面目でした。学校の試験前も楽器の練習を優先していました。 総合型選抜のため成績も関係なく、あまり良くありませんが「卒業できれば良い」という考えで日々を過ごしていました。
自分の大学では、総合型選抜で落ちても2,3回再受験することができたため、一般受験に向けての対策も特にしていませんでした。
伝えたいこと?
音楽大学に関わらず、進路ははやめに決めて絶対に損はないと思います。色々考えて考えて決まらないなら良いですが、私のように「考えることを先延ばしにした結果」3年になってから進路を決定するというのは危ない橋だと思います。
音楽大学・音楽専攻の進路に悩んでいる人、またはすでに決断している人は、驕らずにレッスンに通うことをおすすめします。 合格後や入学後にレッスンを受けていて感じるのは、自分の「基礎力のなさ」でした。吹き方・息の使い方・楽器の持ち方……そういった根本的な部分はレッスンで教わらないと改善できないものだなと思います。 独学のみだと、まず合格できるかが分からない。合格できたとしても、後々後悔することになると思います。
大学のレッスンに通うメリットとしてもう1つあるのが、合わせに慣れた伴奏者を紹介していただけることです。自分で探し失敗したら…と考える手間が省けるかと思われます。
受験期間はとても辛いものですが、幸せな大学生活を想像して頑張っていただけたらと思います。応援しています!
